白イカ初心者完全ガイド

白イカ(ケンサキイカ)は山陰地方を代表する夏の風物詩です。これから白イカ釣りを遊漁船で始めてみたい初心者の方に向けて、準備すべき持ち物から予約手順、当日の流れやマナーまで 白イカ釣りの完全ガイド をお届けします。夜焚き(集魚灯を使った夜釣り)ならではの魅力や、釣り方のコツもしっかり解説するので、この記事を読めば「白イカ 遊漁船 ってどう準備するの?」という疑問が解消できます。ぜひ参考にしていただき、山陰の海で白イカ釣りデビューを飾りましょう。

白イカ釣りの魅力:夜焚きの涼しさと数釣りの醍醐味

白イカ釣り最大の魅力は、夏の夜に涼みながら楽しめる 夜焚き釣り にあります。日中の暑さが和らぐ夕暮れ以降、漆黒の日本海に集魚灯(漁火)が煌々と灯り、水平線上に点々と並ぶ光景はまるでホタルのように幻想的です。これは山陰の夏を象徴する風物詩であり、暗闇の海に浮かぶ船上で釣り糸を垂れる体験は、他の釣りでは味わえない特別な思い出になるでしょう。

夜焚きの下では白イカの活性も上がり、一晩で二桁以上の 数釣り も夢ではありません。山陰・鳥取沖の白イカは大型が狙えることでも有名で、胴長40cmを超えるようなものは「大剣(ダイケン)」と呼ばれ、釣り人憧れのサイズ目標になっています。7月中旬頃まではその大剣ラッシュ、以降の盛夏は胴長30cm級の中型が主体となり数釣りシーズン本番で、初心者にも絶好のタイミングです。数・サイズともに期待できるので、初めてでも釣果を上げやすく達成感があります。

さらに、白イカは食味も格別です。釣れたての白イカは身が透き通るほど新鮮で強い甘みがあり、刺身やイカそうめんは絶品。鳥取県では夏を代表する最高の海の幸と称されるほどで、自分で釣ったイカをその場で味わえることも遊漁船ならではの醍醐味です(船上で刺身にしてくれるサービスがある船もあります)。涼しい夜風に当たりながら、美しい漁火の景色と豊かな釣果、そして美味しい白イカ料理まで楽しめる──これが山陰白イカ釣りの大きな魅力です。

白イカ釣りの時期と山陰のおすすめエリア

白イカ(ケンサキイカ)は初夏から晩秋にかけて山陰沖に回遊し、主に6月~10月が釣りのシーズンです(※漁業としては11月頃まで続きます)。特に夏本番の7月~8月が最盛期で、鳥取沖ではこの時期に白イカ漁(遊漁船・漁船とも)がピークを迎えます。夏場は産卵のため水深20~50mの浅場にイカが寄り、岸から比較的近いポイントで数釣りが楽しめます。秋口になると水深60~90mほどの沖合に移動するため、シーズン後半はやや深場攻略が必要ですが、大型が混じるチャンスもあります。

山陰エリアの主な白イカ釣りスポットは、鳥取県・島根県沿岸の各漁港から出船する遊漁船で狙う形になります。中でも人気なのは以下のエリアです:

  • 境港(さかいみなと)周辺 – 鳥取県境港市の港で、島根半島沖〜隠岐周辺のポイントをエリアに多くの遊漁船が出ています。山陰随一のイカ釣りメッカで、6月から9月にかけて白イカ釣りをメインに据える船が多いです。大型船も多く初心者受け入れ態勢が整っています。
  • 浦富(うらどめ)エリア(田後港・網代港) – 鳥取県岩美町にある港で、日本海屈指の景勝地「浦富海岸」近くから出船します。17時頃に網代港を出港し、夜の海で白イカ釣りを体験するプランもあり、観光客でも参加しやすいエリアです。地元漁師さんが夏季限定で遊漁船を運航する例も多く、4名までのチャータープラン等も用意されています。
  • 賀露港(かろこう)周辺 – 鳥取市にある港で、沖合の白イカポイントまで比較的近く人気です。鳥取市街地からアクセスしやすく、観光市場「かろいち」も隣接しているので、釣行後に海産物グルメを楽しむこともできます。遊漁船「久幸丸」など、この港拠点の船では潮の速さに応じて流し釣りやアンカー(カカリ)釣りを巧みに使い分け、重いスッテの携行を推奨しています。
  • その他の島根県側 – 松江市美保関町の七類港や、出雲・大田・浜田方面からも白イカ狙いの遊漁船が出ています。たとえば七類港から隠岐周辺を狙う船では「50号まで用意を」と指示されることもあり、ポイントによっては非常に大型のオモリが必要になるケースもあります。初めて利用する船の場合、その港の慣習(クーラー持込サイズなど)も含め、事前に確認しておくと安心です。

山陰の白イカシーズンはまさに夏本番。漁火に照らされた海面に白イカが集まる様は一見の価値ありです。釣って楽しく、景色も美しく、釣果は持ち帰って美味しくいただけるので、観光を兼ねて各地の港から白イカ釣りに出かけてみてください。

主な釣法(イカメタル・オモリグ)の違いと初心者へのおすすめ

白イカの 釣り方(釣法) として近年主流なのが「イカメタル」と「オモリグ」という二つのスタイルです。どちらもエサを使わないルアーフィッシングですが、仕掛けや誘い方が異なります。それぞれの特徴と初心者に向いているポイントを簡単に押さえておきましょう。

  • イカメタル釣法 – メタルスッテ(鉛でできた小型イカ用ルアー)を使った釣り方です。仕掛けは、先端にオモリ一体型のスッテを付け、その上にエダス(枝ス)を出して小さなスッテや浮きスッテ(ドロッパー)をもう1本付けるのが一般的です。比較的シンプルな仕掛けで手返しよく探れるため、白イカ 釣り方 初心者にはまず試しやすい釣法と言えます。専用ロッドは先調子でアタリを取りやすく作られており、ベイトリール(カウンター付きが望ましい)にPE0.6~0.8号程度のラインを巻いて使用します。メリットは誘いの自由度が高く、小さなアタリも竿先でとらえやすいこと。反面、スッテの重さが軽すぎると潮流で仕掛けが流されやすく、周囲とオマツリ(お祭り:仕掛けの絡み)しやすい点には注意が必要です。鳥取沖など潮が速い海域では、最低でも30号以上のメタルスッテが必須と言われます。船長の指示するオモリ号数に従い、必要に応じて重めへ交換しましょう(仕掛けが船下の暗い所に入ってしまうとイカの乗りが悪くなるため、重さ調整が大切です)。
  • オモリグ釣法 – オモリグは、その名の通りオモリ(重り)を使った仕掛けです。一般的な形は、先端に30~50号程度の重り(ホゴ錘など)を付け、そこから約1m上にエギ(餌木:イカ用疑似餌)をぶら下げたシンプルな仕掛けになります。イカメタルに比べ仕掛け全長が長く、遊動式テンビン仕掛けなどを用いることでエギが漂うようにナチュラルにアピールできるのが特徴です。強い潮流下でも重いオモリで仕掛けを真下にキープしやすく、活性が低いイカをじっくり誘い、また比較的大型狙いに向いているとされています。反面、海況が穏やかすぎる時は仕掛けが絡みやすい(ハリスがヨレやすい)というデメリットもあり、状況を見て使い分ける必要があります。竿は少し長めで胴調子気味の専用ロッドが各社から出ていますが、イカメタル用ロッドでも代用可能です。リールはスピニングリールを使う人も多く、手持ちのライトゲームロッド+スピニングで参戦できる手軽さも魅力です。

初心者には結局どちらがおすすめか? という点ですが、結論としては 「両方準備できればベスト」 です。実際、経験者の多くはベイトタックルとスピニングタックルの2本を用意し、状況に応じてイカメタルとオモリグを使い分けています。ただ初めのうちは予算や装備にも限りがあるでしょうから、まずはイカメタル仕掛けをメイン に挑戦すると良いでしょう。理由は、穏やかな日に当たればオモリグより手軽で扱いやすく、アタリも取りやすいためです。そしていざ強風や二枚潮で苦戦する場合に備えて、予備でオモリグ仕掛けも用意 しておくと安心です。オモリグが特に盛んな鳥取エリアでは発祥の地ということもあり「最初からオモリグ主体」という船もありますが、船長や周りの常連さんに「今日はどちらが良く釣れているか」を聞いて真似するのも上達の近道です。いずれにせよ、白イカ 釣り方 初心者の方はまず安全第一で、慣れない仕掛けの扱いは船上で無理せずゆっくり慣れていきましょう。

初心者向け持ち物チェックリスト

初めての 白イカ遊漁船 釣行で「何を準備すればいいの?」と悩む方のために、持ち物のチェックリストをまとめました。当日慌てないよう、前日までに以下を用意しておきましょう。

  • 釣り道具一式:白イカ用のロッド&リール。理想はカウンター付きベイトリール+専用ロッドですが、持っていなければライトゲーム用竿でも構いません(レンタルタックルがある船も多いので予約時に確認)。道糸はPEライン0.6~0.8号程度を100m以上巻いておきます。仕掛けはイカメタル用スッテ(15号~40号くらいを色違いで数本)や浮きスッテ、オモリグ用の餌木(2.5~3.5号)と重り(30~50号のオモリまたはホゴ錘)など、船や船長の推奨に合わせて必要なものを揃えます。不安な場合は事前に船長に「どんな仕掛けが必要か」問い合わせれば丁寧に教えてもらえます。
  • クーラーボックス(氷入り):釣ったイカを持ち帰るためのクーラーボックスは必須です。サイズは35L前後が船上で邪魔にならず、かつ大漁時にも対応できる目安でしょう。クーラーには事前にたっぷり氷を入れておきますが、ポイントは真水ではなく海水で作った氷や市販の保冷剤を使うことです。イカは真水に触れると鮮度が落ちやすいため、ペットボトルで海水を凍らせた“塩氷”や、ジップ袋に海水と製氷機の氷を入れた簡易海水氷などを用意すると理想的です。釣った白イカは直接クーラーの氷水に入れず、まず船備え付けのスカリ(イケス用カゴ)やバケツで活かし、締めた後ビニール袋に入れてからクーラーに入れると鮮度良く持ち帰れます。船によってはイカ投入用のザルを用意してくれる場合もありますが、念のため自前で100均の洗いカゴを持参しておくと便利です。
  • ライフジャケット:国の規定で乗船者全員に着用が義務化されています。タイプA(桜マーク付き)であればベストですが、自分の持っていない場合は船でレンタルできることもあります(数に限りがあるので可能なら事前予約)。命を守る装備なので必ず準備・着用しましょう。
  • ヘッドライトまたは懐中電灯:夜釣りでは手元が暗くなるため、小型のヘッドライトがあると仕掛け交換や釣れたイカの処理に便利です。100円ショップのLEDライトでも十分役立ちます。予備の電池もお忘れなく。
  • 小物類:仕掛けハサミやペンチ(プライヤー)などは、ライン切断やスナップの脱着に必要です。あとは予備のライン、スナップスイベル、タオル数枚(後述)、ゴミ袋、ビニール手袋(イカ墨対策用にあると◎)なども用意しましょう。エサを使わない釣りなので匂いや汚れは比較的控えめですが、それでもイカの墨や海水で道具は濡れます。帰宅後に道具を洗うための真水もポリタンク等で持参できれば尚良いです。
  • 酔い止め薬:船酔いが心配な方は必ず事前に服用しておきましょう。酔い止めは乗船30分~1時間前には飲んでおくのが効果的です。当日船に常備薬は基本ありませんので、自分で準備してください。
  • 飲み物・軽食:夏場の夜とはいえ水分補給は大切です。多めの飲料水(できればペットボトルで冷えたものを2本以上、うち1本は凍らせておくと長持ちします)を持ち込みましょう。船上での飲食は自由な場合がほとんどなので、手軽に食べられるおにぎりやパン、バナナなど胃に優しい軽食を用意すると良いです。アルコールは酔いや脱水を招くので控えてください。

以上が基本的な持ち物リストです。釣具と安全装備、そして釣果を持ち帰る準備を怠りなくしておけば、あとは当日楽しむのみです。

予約の流れと当日のスケジュール

では、実際に 遊漁船を予約して白イカ釣りに行く 流れを確認しましょう。初めてだと手順が分からず不安かもしれませんが、大まかには「予約 → 前日準備 → 当日集合・出港 → 釣り → 帰港・解散」というシンプルな流れです。ここでは代表的なスケジュール例と予約時のポイントを紹介します。

●予約の流れ:行きたいエリア・港が決まったら、その地域の遊漁船を探して電話やWebで予約します。人気の船は週末から埋まるので早めの問い合わせが無難です。予約時に伝える内容は「希望日程・人数・釣り物(白イカ)・レンタル希望の有無」など。乗合船の場合、最低出船人数(たとえば3名から等)が決まっており、人数に満たないと出船中止になることもあります。また、集合場所(港のどこに船が停泊しているか)や集合時間、駐車場の場所も必ず確認しましょう。不明点があれば遠慮なく船長に質問してください。「初めてで不安です」と伝えれば親切に教えてもらえます。キャンセル規定にも注意し、万一行けなくなった場合は早めに連絡するのがマナーです。

●当日のスケジュール(例)

※夕方に白イカ釣り船が出港する様子

  • 16:30~17:00頃 集合・受付:出船時間の30分~1時間前までに港へ集合します。車は指定の駐車場へ停め、荷物を持って船着き場へ。事前に聞いていた船の名前や見た目を頼りに乗船場所を探し、船長またはスタッフに名前を告げて受付します。料金支払いはこのタイミングか、帰港後に行う場合もあります。
  • 17:00~18:00 出港準備:全員揃ったら乗船します。ライフジャケットを着用し、空いている席に道具をセッティングしましょう。釣り座の決め方は船によって異なり、先着順のところもあれば乗客同士でじゃんけんで決めるケースもあります。場所が決まったら周囲の人と挨拶し、道具が転がらないようクーラーは隅に固定します。出港前に船長から当日のポイントや注意事項の説明があります。
  • 18:00頃 出港:夕暮れ時、港を出てポイントへ向け出船します。ポイントまでは場所によりますが30分~1時間程度が多いです。移動中に仕掛けを準備したり、船酔いしやすい人は遠くの景色を眺めて体を慣らしておきましょう。
  • 19:00頃 釣り開始:目的のポイントに到着したら船を停め、集魚灯を点灯します。しばらくするとプランクトンや小魚が集まり始め、追ってイカも寄ってくるので、船長の合図で釣り開始です。タナ(狙う水深)は船長が魚群探知機で指示してくれるので、それに従って仕掛けを降ろします。最初の1杯が釣れるまでは皆手探りですが、一人釣れ始めたらチャンスタイム!周りの常連さんの動きを参考に、誘い方やカラーを工夫してみましょう。
  • 20:00~22:30 白イカ釣り最盛タイム:日が完全に沈んでからしばらくがイカの活性が上がる時間帯です。ポツポツとアタリが出だしたら集中しましょう。釣れたイカは都度クーラーの氷で締めて鮮度管理します(墨を吐くので足元注意)。途中、適宜水分補給や小休止も忘れずに。船酔いした場合は無理せず横になれる場所で休むか、夜風に当たって体を落ち着けましょう。
  • 23:00 納竿・帰港:その日の状況にもよりますが、概ね23時前後に「あと◯投で終わりにします」などと船長からアナウンスがあります。名残惜しいですが仕掛けを回収し、道具を片付けます。船が港へ向かう間に、釣果を簡単に数えてみたり、隣の人と情報交換したりするのもいいでしょう。港に着いたら下船し、船長に挨拶をして解散となります。遅い時間なので周囲に迷惑をかけないよう静かに片付けを行いましょう。
  • 0:00~0:30 解散・帰宅:車に荷物を積み込み、着替えが必要なら車中で済ませます。濡れた長靴や服はダンボール箱やゴミ袋に入れて、車内を汚さないようにします。帰り道は夜遅くなるため、安全運転で帰宅してください。釣ったイカはできれば当日中に内臓を処理し、冷蔵または冷凍保存しましょう(新鮮なうちに食べるのが一番です!)。

※船によっては金・土の夜に深夜便(24時~翌朝までの便)を運行している場合もあります。初心者の方はまず夕方便で様子を見るのがおすすめですが、体力と慣れがついたら夜通し便にチャレンジしてみるのも面白いでしょう。

初めてでも安心な服装・酔い止め・当日の注意点

初めての船釣りでは、「服装はどうする?靴はスニーカーで平気?」「酔い止め以外に船酔れ対策ある?」など不安が多いと思います。ここでは初心者が安心して 白イカ遊漁船 に臨めるよう、服装や体調管理のポイントをまとめます。

●服装のポイント:基本的に濡れても汚れても良い服装で行きましょう。白イカは墨を吐くので、高価な洋服は避けた方が無難です。夏場(7~8月)の夜は蒸し暑い日も多く、釣り人は半袖Tシャツに短パンという姿もよく見かけます。動きやすい格好でOKですが、海上は陸地より風が強く肌寒く感じることもあります。薄手の カッパ(レインウェア) を上下用意しておくと、防水と防寒を兼ねられて安心です。雨天時や波しぶき対策にもなるので必携といえます。加えて、釣りの最中に墨や汗で服が汚れるので、替えのTシャツ やズボンを持って行き、帰港後に着替えられるようにしておきましょう。着替えと一緒に使ったタオルや汚れ物を入れるビニール袋も忘れずに。

●足元(履き物)について:船上の足元は濡れたりイカ墨で滑りやすくなるため、滑りにくい靴を履くことが鉄則です。理想は船釣り用の長靴(ゴムブーツ)で、防水かつ滑り止めソール付きのもの。夏場で長靴が暑い場合は、滑りにくいデッキシューズやクロックスサンダルでも代用できます(※ビーチサンダルのように底が平滑で滑りやすいものはNG)。実際、真夏の夜はクロックスを素足履きしている人もいますが、7月頃までは夜風で足元が冷えるので長靴が無難です。なお、スパイクシューズは禁止という船もあります(スパイクピンでデッキを傷つける恐れがあるため)。基本は長靴か滑らない靴と覚えておきましょう。現地までは運転しやすい靴で行き、乗船前に長靴に履き替えるスタイルがおすすめです。釣り終了後は、汚れた靴や服は前述の通り袋や箱に入れ、車を汚さないよう配慮しましょう。

●船酔い対策:酔い止め薬の服用以外にもできることがあります。まず前日は充分な睡眠をとり、当日は水分と軽い食事を摂って乗船しましょう。空腹や二日酔いは船酔いを誘発しやすいです。一方、満腹も揺れで気持ち悪くなる原因になるので、乗船前の食事は腹八分目が理想です。乗船後、船が走行中は遠くの景色や空を見て体の平衡感覚を保つよう意識してください。スマホや細かい作業に集中すると酔いやすいので注意です。釣りに熱中しすぎて疲労が溜まるのも良くありません。適度に水分補給し、こまめに風に当たってクールダウンしましょう。万一酔ってしまったら、無理に釣りを続けず横になって休むことも大切です(船の中央部が揺れが少ない)。また吐き気がある時は我慢せず吐いてしまった方が楽になります。その際、船べりに寄り、絶対に風上ではなく風下で処理するようにしましょう(自分や他人にかかるのを防ぐためのマナーです)。

●その他の注意点:夜釣りとはいえ真夏の日中ほどの日焼けはしませんが、夕方~出航前に日差しがある場合は日焼け止めや帽子を使っても良いでしょう。また釣りの最中は周囲が暗く、他人の仕掛けや動きが見えにくいです。隣の人と距離を保ち、キャスティング動作は控えて 真下に仕掛けを落とす のが基本です。仕掛け同士が絡んだ時は、慌てずお互い様の気持ちで協力して解きましょう。初めての釣行では緊張もあると思いますが、安全第一で余裕を持って行動すれば大丈夫です。船長や先輩釣り人に分からないことを聞けば皆優しく教えてくれるはずなので、マナーを守りつつ白イカ釣りを楽しんでください。

船上マナーと気をつけたいポイント

最後に、遊漁船で白イカ釣りを楽しむための 船上マナー と注意事項をまとめます。周囲とトラブル無く快適に釣るためにも、以下のポイントを事前に頭に入れておきましょう。

  • 時間厳守と連絡:集合時間には遅れないよう余裕をもって到着しましょう。万一当日に遅れる・キャンセルなどが発生した場合、必ず早めに船長へ電話連絡を入れてください。当日のドタキャンは他の乗客や船長に大きな迷惑がかかるため厳禁です。
  • 安全最優先:乗下船時や釣り座の移動時は足元注意。片手は常に船の手すりやロープを掴み、揺れで転倒しないようにします。ライフジャケットは航行中も釣りの最中も絶対に外さないでください。船上ではふざけて走ったり、定位置以外の危険な場所(船べりや舳先)に立たないこと。
  • 仕掛け・釣り方のマナー:投入やシャクリは基本的に真下に行い、隣とお祭りしないよう心がけます。他人のラインと絡んでしまった場合は、すみやかに互いに仕掛けをたぐって解きます(声を掛け合いどちらが先に外すか相談しましょう)。自分だけ極端に軽いスッテやオモリを使うと流されて迷惑になる場合があるので、船長の指示する号数を守り、周囲と足並みを揃えた仕掛け選びをしてください。「自分さえ釣れればいい」という行動は慎み、みんなで気持ちよく釣りをする協調性を持ちましょう。
  • 釣れたイカの扱い:ヒットした白イカを取り込む際は大興奮だと思いますが、引き上げるときに他人に墨をかけないよう注意が必要です。イカは水面に上がる瞬間によく墨や海水を吐きます。取り込み時はイカの向きを自分や人に向けない、ビニール袋越しに掴む、暴れさせず即キープする等工夫しましょう。万一人にかかった場合は素直に謝り、拭き取りのタオルを貸すなどフォローしてください。
  • 船内環境のエチケット:船上では喫煙可の場合でも、周囲に人がいるときは風下に立つ・火の扱いに注意するなど配慮しましょう。飲酒は節度を守り、泥酔は厳禁です。他のお客さんの迷惑になる行為(大声で騒ぐ、汚いクーラーボックスの海水をそのままぶちまける等)は慎みます。自分の出したゴミ(飲食ゴミ、仕掛けのパッケージ等)は各自で持ち帰るのがルールです。帰港後に港に設置のゴミ箱へ捨てるか、自宅まで持ち帰りましょう。
  • コミュニケーション:初めて乗る遊漁船では緊張するかもしれませんが、乗り合いでは挨拶や声掛けをしっかりしておくと何かと助けてもらえます。「今日はよろしくお願いします」「初挑戦なのでお手柔らかに…」など最初に隣の方へ一声かけておけば、アドバイスをもらえたりすることもあります。船長からの指示はしっかり聞き取りましょう。分からない場合も「今何ておっしゃいましたか?」と聞けばちゃんと教えてくれます。わからないことを放置しない姿勢も大事です。

以上のようなマナーと注意点を守れば、初心者でも安心して白イカ釣りを満喫できます。山陰の美しい夜の海で、ぜひ白イカ釣りデビューを成功させてください。最初の1杯が釣れた瞬間の感動と、その白イカの美味しさはきっと格別ですよ。準備万端で臨み、**「山陰 白イカ」**の世界を思い切り楽しみましょう!🦑🎣

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